うらごえの裏声

へっぽこ院生の日常

ネガティブなことが3,4個以上脳内に顕在化すると寝られなくなる

ブログなんて書くのはいつぶりだろう。論文以外の文章をまともに書くのはmixi以来じゃなかろうか。あの頃は本当になんでも適当に思い立ったまま書いていた。この前mixiが日記を公開するとかやってたけど,そのときにログインして読み返したら何言ってんだこいつってなった。10年前の私。黒歴史でしかない。そんな黒歴史をまた作ろうとしているのだろうか。

ねれない。今日も頭のなかでネガティブさんが駆け回っている。今回は3,4人いる。twitterで「負の感情を目いっぱい詰め込んだポエムで語彙力の充実をはかろう!」なんて言われてしまったもんだから,せっかくだし勢いで書き出してみようと思う。ちなみにボキャ貧には定評がある。

まず,いちばん大きいやつは博論の進捗が全然ないということを(うすうす気づいていたけど)改めて認識してしまったことだとおもう。いや気づいてたよ,うん。うすうす。コンドームの名前みたいだ。

なんでちゃんと認識したかというと,今月末にゼミの発表があるんだけど,10月(前回の発表担当時)からほとんど進んでない。というか,10月以降私は何をしていたんだろう。本当に記憶がない。11月は薄ぼんやりと(精神的に)死んでいた記憶があって,12月はなんか色んな人に会ったりしながら某研究会の準備をしていた気がする。それくらいは覚えているが,他になにかした記憶がない。何をやっていたんだろう。特に10月は頭にゼミ発表やってからの記憶が一切ない。あれ??

おまけに某学会のアブストラクトの締切がある。これはもともと先月まで締め切りだったのが,延びて今月になったやつ。こいつもちょっと厄介なんだけど,ほとんど手がつけられていない。つけられていない,じゃなくて,つけていない。

このアブストラクトの締め切りも,ゼミの発表も,何ヶ月も前にわかっていたことだ。でもなぜか気がつけば締め切り前。それまで何をやっていたんだろう。いつもそうだ。締め切り直前にならないとやる気がでないが,いざやる気が出てみると締め切りが近すぎてもうダメだとなるわけだ。そんな事実が,帰省を終えて現実に戻ってきた我が身に容赦なく突き刺さる。

帰省は帰省で,容赦ない現実を突きつけてきた。気がつけば私ももういい年である。私の周りは最近晩婚化だと言われている割には結婚が早くて,この前集まった高校同期(といっても一番仲良くしていた6人程度)ではついに未婚者がマイノリティになってしまった。おまけにみんな医者だのコンサルだのなんかすごそうなことをして自力でお金を稼いでいる。綺麗な奥さんとかわいい赤ちゃんを連れて。

翻って自分はどうだろう。未だに親のスネをかじりまくり,そのくせ無駄な浪費癖で無駄に高い買い物をしたり,高くなくても無駄に買いすぎて(本とかCDとか)散財している。将来職につける保証もない。研究が進んでいれば救いだが,そういうわけでもない。

院生が就職組の同期を見て羨むというのはこの業界?ではよくある話で,そんな話はいくらでも聞いてきた。し,前にもそういうことが何回かあったが,そこまで気にしていなかった。でも実際30がそろそろ見えてきて,就職組と自分の人生の乖離が大きくなるに連れ,なにやらモヤモヤとしたものが重くのしかかってくるのを感じざるを得ない。いや,これ単体だったらそうでもなかったかもしれないが,いろいろ重なってるときにはクリティカルヒットこの上ない。

こうやって書き出してみると,自分の悩みなんて単純なもんで,要するに

  • 研究が進まない
  • 人生先行きが不安だ
  • 同期はすごい

という感じの,まぁよくある院生の悩みだ。こんな事書いてるブログなんてきっと山のようにあるんだろう。そういうのを客観視するという点では,ブログも悪いもんじゃないのかもしれない。

なんとなくキリが良さそうなので,この辺で一旦終わりにしておこう。終わらせ方がまだよくわからない。また気が向けば書くかもしれない。とりあえずラフマニノフのピアノコンチェルトでも聞いて,頭の中を駆け回るネガティブさんたちを落ち着かせようと思う。